こんなの、どうやって取り締まるのだろう。
そして、シカゴではP2Pの利用に制限、違法の判決。
ま、どこの世界でも先鋭的な奴は他と折り合わない基地外ばかりで、Deepなる奴が
いう著作権の概念もそーとー我田引水っつーか出たとこ勝負っつーか法廷外とはいえ
みょうちくりんな議論をしてて涙が止まらないわけだが。
(それでも、法廷の中で変なことを言うよりはましだが)。
ちなみに、カリフォルニアではP2Pの利用については合憲の判断は出ている。
私は別に映画業界の人ではないのだが、映画業界の法務担当者であれば首を吊り
たくなるだろう、きっと。仕事が増えて仕方がない。ひょっとして、失業対策ではないかと
思われるほどだ。
ま、この手のスワッピングに対してはゆるゆると裁判が続き、罪刑法廷主義ではない
アメリカでは適当に「だいたいこんな感じで作っておくから、後は裁判所でよろしく頼む」
といわれてディズニーみたいに何十年と経って枯れた頃に「そろそろこうしようや」てな
按配で話が進むのだろうとは思うが、問題は日本だの欧州でどうすんのやということかな。
ちなみに、日本ではファイルローグの先にスウェーデンでファイル・スワッピングについて
は否定的な司法判断が出ている。まだグレーだけど。一応は世界の潮流としては匿名での
ファイル交換についてはよろしくない、という合意ができつつある。
はるか昔にベルヌ条約が結ばれ、WIPOにより公衆への伝達権という形で保護されて
いることを前提に、放送、通信双方の特性を持つブロードバンド通信は規制の対象となり
うるという気の遠くなるような作業なのだが、ラジオ全盛の時代に白黒テレビの著作権の
仕組みが出来上がるのに八年しかかからなかったことを考えると、産業側の要請により
結構早期に枠組みは出来上がってしまうのかも知れない。もちろん、この時テレビでの
放送は頒布権には当たらないという判断が下された。
で、”匿名での”ファイル交換、あるいは共有はよろしくない、という判断が下されたとして、
実名でのファイル共有は?というとますますよろしくないのだが、Deepや弁護士は家族で
見る映画を例にとって別にいいじゃんといってしまった。P2Pの流れは止められないのだから
産業として折り合おうという姿勢を映画業界がとりづらくなった瞬間だ。
むろん、私としては誰か知らない人が匿名ファイル交換で司法当局とファイトしてくれる
逸材の登場を願ってやまない。
知財流動化/証券化で知財担保融資同様の香ばしい結果になりそうな今日この頃ですが、罪刑法廷主義って趣があっていいね。むしろアメリカにあてはまってるよ。
日本的にはとりあえず斜陽産業wの音楽のほうが迷走してくれるんじゃないのかね。CCCD、再インストールするときけなくなるダウンロードサービスといった香ばしい商品が花盛り。
20年近く前のニューメディアの時代wでも、ごく一部には、メディアミックスwになれば、著作権のありかたについての抜本的議論の必要性は指摘されてたけど、結局何も考えないままここまできた。
どうなるのかはおもしろいのではあるけど、司法当局までいっちゃう話だとファイトは実際のところ難しい。なにしろプログラムの著作物の規定ができる前に「プログラミング言語でかいてあるから言語の著作物」というおそろしい判決をだす裁判所だからな。業界も警察もはじめから「ダメ」なやつしかターゲットにしない。shock & aweの繰り返し。
むしろまずファイトをみすえたビジネスで最初の穴をあけるってことで、隊長が、事業計画書を書いてくれることを願ってやまない今日この頃。
私は所詮はプレイヤーでないので、どこまでいっても
「誰かのためにプランを書く」という業務に留まる。
(実はそれがベストなのかも知れないけど)
やはり司法でファイトしてくれる人は出ないのかな。
他力本願でなく自分でやれ!という声も聞こえそう
だが(苦笑)。
隊長よりさらに後方にいる業務だと、よりプレーヤーの近くにいると思われる隊長の背中を押したくなる。いや申し訳ない。
今のP2Pは、流通しているコンテンツがアウトすぎるので、ホントのファイトになりにくい。戦うことが目的なら、それはそれでいいが、せめてもう少しコンテンツ的にマージナルな領域のものが出てくれば・・・と思わなくもない。しかし、コンテンツ的にマージナルなものが出てくるのを期待するぐらいなら、ある種のユーザーをミクロ投資家兼ディストリビューターにしてしまうほうがまだ現実的なのかもしれないと思い直してもみる。
と、下らんことを考えてる間に、実質的弊害の大きさと家庭の変容を背景に「3人までならOK」という3秒ルールwのようなサービスでもはじまれば従軍してみたいような気がしてきた。アホらしすぎて鬱になりかけたところで、しかし、知財の証券化/流動化よりは筋は悪くないかもなと思うと、別の意味で鬱。
気をとりなおしてみると、コンテンツファンドだってある種のあれはあれだし、やはり、結論的に頑張れると法律家は何でも言ってしまう微笑ましい人々なので、やっぱり頑張りたくなるサービスってのがまずは必要ですね、隊長!
ここも記念カキコにとどめようと思ってたけど、
よく考えたらこっちはすでに転職してるからいいか。w
>ラジオ全盛の時代に白黒テレビの著作権の
>仕組みが出来上がるのに八年しかかからなかったことを考えると
今とはプレイヤーの数も質も違うので、そう考えるとぶれまくります。
隊長がどのレイヤーで言ってるのか疑問ながら書いていくと、当時は川上から川下まで、
制作および複製=膨大な資本投下
送出=許諾事業
受手へのリーチ=寡占
つまりハブとして集約しているところにマーケティング費が効率的に集まったわけですな。
コピーは必ず劣化していたし。
郵政省の95年以降の電波施策を追っていくと、通信と放送とを取り巻く状況が
どんどん個人特定電波帯域へと動いているようにも読み取れます。
そうなると根本的に変わらねばならないわけですが…
ここから先は技術的なアレがまだ確定してなかったりしますね。
暗号鍵でどーのこーのと言う人もいたりして。
>ある種のユーザーをミクロ投資家兼ディストリビューターにしてしまうほうがまだ現実的
これもひとつアリですけんどね。
そんな企画書も書いたことがあるような。w
#つか、Comment欄が小さいので話がまとまらんよ。
>今とはプレイヤーの数も質も違うので、そう考えるとぶれまくります。
んー、テレビ屋さんや広告屋さんがよくいう議論になりがちなんだけど、実態の需要からするとまったくプレイヤーの数や質は関係ないかもしれない。
せいぜいいって独占しづらくなったというだけであって、よく家庭用ビデオの出現の時の資料を見るときも劣化が他の媒体に乏しくなにがし、という議論は起きていた。今回のケースでいうと参考にならないぐらい劣化しないわけだから考慮しなければならない一面はあるのだけど、電通総研が下敷きにした著作権議論でいうところのハーマン調査やCBSプロセスなんかは未だに援用しうるところの大きい示唆に富む議論だったと思う。
KQZさんのいうことも、マス媒体時代の議論としては首肯できる部分はあるんだけど、私ら権利関係をメインにビジネスをしている側からすると難易度はテレビの権利関係確定時の議論とそうたいして変わらない。隊長のいう通りラジオからテレビまで8年ぐらいで権利関係が確定したというのは今回のメディア議論からしてもそう期間的には変わらないと思うよ。というより、アメリカやイギリスは6年で権利を確定させられる司法が確立していることから逆算しても、1999年に初判決がでていることを考えて遅くとも2007年ぐらいまでにはおおまかの法判断は出るものと思われ。
繰り返すが、ニフティばんざい。
>郵政省の95年以降の電波施策を追っていくと、通信と放送とを取り巻く状況が
どんどん個人特定電波帯域へと動いているようにも読み取れます。
一応、電波法制を担当していた人間からいうと。
02年度より省庁再編に伴う電波行政の基本的な枠組みというものは大きく変じております。基盤局マターで済ませられるものとそうでないものと。
同じく、制作費におけるマージナリーの問題というもんは比較的最近にコスト対効果が悪いという側面から、かなり分散しているので結果としてKQZさんのご指摘の面もなきにしもあらず。ただ、実際にはもう90年代初頭からマス効果というのは減少してるんだなぁ。それを必死に隠していたのがマス媒体の雄であるテレビ局と、規制業態である広告業界と、それにぶら下がる制作者だったのは言うまでもなく。
こういったことが公然と語られるようになったのは99年以降というのもご存知の通りであって、結果として隊長のような外部のキチガイの知性も貴重な知性として認識されるようになっていったという流れは明治維新みたいなものですか?
そういうことばっか書いているから税金泥棒なんだろうな。
書き忘れていた点もいくつか。
先に書いたラジオ→白黒テレビ過渡期にはマーケティング費云々以外にも
参入障壁および技術的にも一極集中していたわけですね。
それがいまではDVDコピープロテクトなんぞも高校生に破られるわ、
P2Pのシステムなども個人ベースで開発されているわ、
家庭のマシンスペックと企業の持っているそれとの差は少ないわ…
と、どこで技術的なエポックメイキングがおきるか分からないわけで、(それも凄まじく速く)
裁判や法整備が追いつくとは到底思えないわけです。
(やらねばならないのではありますが)
ただ、その線(産業側の要請云々)だけで枠組みを追っていくと足元をすくわれるに違いないので、
大手広告会社なんぞをはじめとして今後もプレイヤーたらんと思っているところは、
どこにでもお金をばら撒いているわけで。
いずれにせよサービスと技術をパッケージと一括でエイヤで提示せねばならんのでは、と思うわけですが。
ああなんかまどろっこしいな。
電波行政に関してはこの数年触ってないのですまんす。
(某築地の大師匠のところで役人から聞いた話などからですが)郵政省解体は対米電波政策として考えると弱体化しているような気がしている次第です。
そこらへんはどーなんでしょ?
マーケティングのコスト対効果でいうと、日本ではあと10年経っても地上波テレビの覇権はまだまだ揺るがないでしょう。たぶん。
いや心許ないので5年としとこう。(笑)